パン好きのパン好きによるパン好きのためのサークル「こんがりパンだ パンクラブ」

イベントレポート

ワインとぱんのおはなしの会 前編

2008/03/20開催

ワインとぱんのおはなしの会 レポート 前編
レポート担当:事務局(か)
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パンの写真
パンの写真
パンの写真
パンの写真

あいにくの雨の祝日。
第1回のワインとぱんのおはなしの会は、東銀座のいつもの試食会会場での開催です。
今回は初級コース。ワイン初心者の事務局に合わせてもらってしまいました。

ワインの会の講師にお招きしたのは、サイト『ブルゴーニュ魂』主宰で、広くワインのイベントで活躍されていらっしゃる西方裕次先生。(以下にしかた先生)
にしかた先生は、ワインへの造詣の深さはもちろんですが、とてもとても分りやすくて、楽しいお話が魅力。そしてワインの会を、数々の予約の取れないレストランで開催されていらっしゃるという点でも、魅力をお持ちの方。

この素敵な魅力に引き寄せられた事務局は、
【いつかはあの3つ星レストラン「カンテサンス」でパンとワインの会!!!】
を勝手にスローガンに据えて、ワインとぱんの会を、シリーズ化しようと決意。それで、今回は第1回となっている訳です。
カンテサンスで、お料理とパンとワインを存分に楽しめるようになる為には、まずはワインをわかる舌とお作法を鍛えていかねばならないでしょう。という思い込みのもとスタートしています。

今回はまずは初級コースということで、ワイングラスの持ち方、ワインの色の見方などなど基本的な事柄も交えつつ、ワインとパンの相性をまじめに味わっています。

さて、ではレポをスタートしましょう。
はじめにおことわりをしておきますが、このレポはおワイン超ド級初心者の(か)が担当します。味わいについて「枯れ草の香りの〜」とかの表現は絶対ムリなので、期待しないでね。

にしかた先生は、ワインのほかに、本日使用するワイングラス、あわせるパンや、バター、リエットなど、沢山のお荷物を抱えてのご到着。

にしかた先生がワインにあわせてセレクトしてくださったのは、伊勢原の名店「ブノワトン」(以下伊勢原B)のもの。
にしかた先生のお気に入りだそうです。
そして、平塚の「ブラッスリーHxM」のリエット類、スペシャルデザートは小田原から。といくつものお店をはしごして来てくださったことに感謝です。お疲れ様でした。。。

パンの写真
パンの写真
パンの写真
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まずは、本日のメニューのご紹介とともに、ワインとパンのマリアージュについてのお話。
本来ワインの世界におけるパンの役割は、ワインの味を断ち切るというもの。
ワインのテイスティングの際に、ワインとワインの間に口をリセットするために使われます。
多くの場合はバゲットだそうですが、パン好きとしてはバゲットに失礼です!と言いたくなる役割です(笑)

今日は、まずはこのワインの味を断ち切る役目を、体験しつつ、サイドメニュー(リエットやバター)の土台としての役割のパン、そしてクロワッサンやノワフィーグなど味わい系パン自体とワインのマリアージュを楽しむという、3つのパンの役割を体験しましょうとのこと。
なるほど、ちょっと勉強っぽいです。


早速ワインを頂く前に、ワイングラスのご紹介。
本日のグラスは、INAOの「国際規格テイスティンググラス」。ワインの品評会などで、テイスティングのために使われる世界標準品です。
テイスティングを知る今回の趣旨にぴったりのものを選んで下さいました。

にしかた先生が普段使われるのは、ロブマイヤーの高級グラス。
グラスによってもワインの味わいは変わるのですよ。というお話も交えての紹介です。
解説を聞いて初めて知ったのは、ワインの味と、ワイングラス選びの法則に、舌の味覚の構造が関係しているということ。
なるほど〜です。

次にワイングラスの持ち方。
いろいろ持ち方はありますが、一番重要なワイングラスの作法は「割らないこと」というお言葉、印象的です。


ではワインを。本日のワインは3種類です。


パンの写真
パンの写真
パンの写真
パンの写真
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【2006 樽熟甲州 イケダワイナリー】
日本で一番小さいかもしれないというワイナリーの白ワインです。
にしかた先生のこだわり。温度も大事ということでこのワインは冷やしてサーブされます。
まずは、味の見方。
口にふくんで、約5秒。鼻呼吸(←ここポイント)

最初に感じた味と香りが、ほんのり違ってくるのが分ります。
さわやかなすっきりした味わいの中に、ほんのりバニラの香りが残ります。樽によって付けられたこの香りの絶妙な具合がワイナリーによる腕の見せ所。

このイケダワイナリーのワインを、にしかた先生は「イケダくん」と呼びます。
その響きに、なんとも言えない親しみ感と、好感が含まれていて、会の間のうちに私まで、イケダくんがちょっとご無沙汰の友達みたいな気持ちになっちゃいました。
中学校時代のそんなに目立たないけどまじめで好感の持てた同級生みたい。

ワイン自体の味を存分に味わったところで、マリアージュに進みましょう。
イケダくんは、バゲットと鶏のムースにあわせるのがオススメとのことで、まずはトライ。
この鶏のムースがまた絶品です。伊勢原Bの力強い「ホクシンのバゲット」との相性も素晴らしい。
そして、これらの余韻が口に残っている間にイケダくんを注ぎ込む。

あー、にしかた先生の言う、マリアージュの意味が理解できる瞬間です。

にしかた先生の使う『マリアージュ』という言葉は、単なる組み合わせではありません。
それぞれの味わいが「寄り添う」「引き立てる」などの上級編として、「それぞれとは違う味わいが楽しめる」「別次元の美味しさを奏でる」など 。
ワインと食材との組み合わせで、『全く違う味わいが飛び出す絵本のごとく爆発する〜』 って、この表現力がにしかた先生の真骨頂。
なんだか、とにかくすごそうな体験だってことは、分ります。
でも、このマリアージュ体験に出会ってしまうと、ワインの世界にどっぷりはまり込むらしいです。き、気をつけよう・・・。

で、この鶏ムース バゲット、イケダくんの組み合わせは、それぞれの味をさらに上のランクへ押し上げてくれるマリアージュ。
イケダくんって、制服から私服になると印象変わるね〜って感じです。
何度でもこの鶏ムース バゲット→イケダくん→鶏ムース バゲット、イケダくんのサイクルを繰り返したい。

ですが、にしかた先生のアドバイスで、次にバゲットで味を断って、イケダくん単体を味わう。
そうすると、そうそう制服のイケダくんってこんな人だったと、もとのイケダくんを思い出す。
面白い!!
ワインってこんなに、表情が変わるんだ!

【2004 ブルゴーニュ・ブラン  ブノワ・アント】
二種類めは、ブルゴーニュ地方のシャルドネ。
イケダワイナリーのご子息もそうだったけど、こちらもイケメンのご夫妻のつくるワインだそうで、にしかた先生ってイケメン好き?
ワインだけじゃなく、ワイナリーの解説をしてくださるのも、面白いです。

シャルドネも、まずはそれ単体の味わいを楽しむ。
イケダくんと比べると、各段にリッチで飲みごたえのある味。こちらは冷やさずにサーブされます。香りのふくよかなワインは、冷やさないほうがその良さが引き立つとか。

そして、このワインのマリアージュは「色で合わせる」という趣向で、黄色みがかったシャルドネにバターの黄色。
伊勢原Bの「クロワッサン・アンティーク」です。
ワインにクロワッサン!これまた素敵。
さらに、ホクシンのバゲットに小岩井純良バターをたっぷりのせて、またはホクシンのバゲットに豚のリエットを乗せて。
などなどいろいろな組み合わせを試して、自分の好みを見つけていくのは、面白い。





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